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ローソク足(Lv.1)

このレッスンの位置づけ

難易度 レベル1。ローソク足は「値動きそのものを1本で記録する」もっとも基本の器で、他のすべての指標が乗る土台。これ自体を読めないと他の指標も判断できないため、最初期に学ぶ。
※本文中の定義・足の名前・シグナルは資料の原文どおり。一般知識での補完はしていない。資料に無いものは「資料に記載なし」と明記した。

前提知識

ローソク足を読むための前提となる他指標は 資料に記載なし(ローソク足自体が最上流の器のため)。むしろローソク足を、水平線・移動平均線・出来高などと組み合わせて根拠を重ねていく、という関係。


0. 特徴(ひとことで)

ローソク足は未来を保証するものではなく、過去を明確に記した 「歴史の教科書・証明書」。1本1本に全ての情報が詰まっており、大衆の心理状態を深く表している。


1. 定義・読み方

出典:slides_2026-06-26T14-18-38.pdf / slides_2026-06-26T15-16-51.pdf / マネースクール文字起こし / マネースクール文字起こし2

期間の種類

1日の動きを1本で表す「日足」、1週間の「週足」、1ヵ月の「月足」、1年の「年足」がある。

四本値(あしが表す4つの値段)

意味
始値 その期間の最初(寄付)に取引された値段
高値 取引時間中(ザラ場)で一番高かった値段
安値 取引時間中(ザラ場)で一番安かった値段
終値 その期間の最後(引け)に取引された値段

陽線・陰線

  • 陽線 … 始値から上昇して終わった時の線
  • 陰線 … 始値から下落して終わった時の線

実体とヒゲ

  • 実体 … 相場のエネルギーの大きさを表す
  • ヒゲ(影) … 相場に対する「抵抗」の大きさを表す

2. 前提知識

上記のとおり 資料に記載なし(ローソク足が最上流の器のため)。


3. 主要な足の名前と意味

出典:slides_2026-06-26T14-18-38.pdf(「9つの基本形」「寄引同時線」)/ テクニカル講座

覚えるべきは主要な足だけ

資料では「主要な足の意味は覚える」とされ、ヒゲの方向と長さ・実体の長さで読む。

実体・ヒゲの基本形

意味
大陽線(強い買い) 騰勢が強い。特に長大な線が底値圏で出たら方向転換のシグナルになることが多い
大陰線(強い売り) 落勢が強い。特に長大な線が高値圏で出たら天井示現として方向転換のシグナルになることが多い
陽の丸坊主 始値から一方的に上昇して終値をつけた形。強い上昇トレンドを示唆
陽の大引け坊主 下ヒゲはあるが大きく上昇して終値をつけた形。上昇トレンドの可能性
陽の寄付坊主 始値から大きく上昇し、やや下げた形。上昇トレンドの可能性
コマ(様子見) 実体が短く上下に短めのヒゲ。売り買い双方に気迷い(休養・気迷いを示す場合が多い)
小陽線 / 小陰線 コマよりやや実体が長い。売り買いの勢力が拮抗
たくり線 下ヒゲが長く上ヒゲがなく実体が短い。安値圏で上昇転換、高値圏で天井を示唆
下影陽線 / 下影陰線 下ヒゲが長く実体が短め。上昇傾向を示唆(陰線で高値圏なら天井を示唆)
トンカチ 上ヒゲが長く下ヒゲがなく実体が短い。下落に転じる可能性(安値圏では上昇を示唆)
上影陽線 / 上影陰線 上ヒゲが長く実体が短め。下落に転じる可能性(陽線で安値圏なら上昇を示唆)

ヒゲの長さ=抵抗の強さ

上ヒゲが長ければ長いほど上値の抵抗が強い。下ヒゲが長ければ長いほど押目買いの強さを表す。

寄引同時線(転換を示唆)

始値と終値が同じか近い足で、トレンドの転換を示唆する。

意味
寄せ線 始値と終値が同じ。トレンド転換を示唆
四値同時 四本値すべて同じ。トレンド転換を示唆
トウバ 始値・終値・安値が同じ。高値圏で出たら下落転換を示唆
トンボ 始値・終値・高値が同じ。安値圏で出たら上昇転換を示唆
十字 寄せ線よりヒゲが短い。高値圏・安値圏どちらでも反発を示唆
上十字(ドンボ) 上ヒゲが下ヒゲより長い。高値圏で出たら下落転換を示唆
下十字 下ヒゲが上ヒゲより長い。安値圏で出たら上昇転換を示唆
十字足(売り買い拮抗) 売り方・買い方の強い攻防。高値圏で翌日この高値を抜けられなければ下降の兆し。安値圏でこの安値を下回らなければ上昇するケースが多い

2本以上の組み合わせ

意味
はらみ線(はらみ足) 1つ前のローソク足に覆われている。トレンド転換の合図
包み線(包み足) 1つ前のローソク足を覆っている。トレンド転換の合図。中央で包むか上下寄りかで「どちら側の圧力が強くなった結果か」を見る
抱き線 前より後の方が大きい線。上がっていく可能性が高い
ピンバー(下ひげピンバー) 名称のみ資料に登場
毛抜き天井底 資料に記載なし

4. ダマシの注意点・判断を誤りやすい点

出典:slides_2026-06-26T14-11-16.pdf / マネースクール文字起こし / マネースクール文字起こし2

包み足は「答え」ではなく「問い」

包み足はそれ単体で売買を決めるサイン(結論)ではなく、「問いを立てる足」。どこで出たかという「文脈・様子」が大切で、上位足の流れと逆方向に包み足が出た場合は流れが変わる可能性を考える。また包み足だけでは、どこまで下落するかという「値幅」までは正確に読めない。

長い足から見る(不測のブレの回避)

「チャートの足は長い方から見て、大きな流れを捉える」ことが重要。長い足(週足・日足)ほど不測のブレが生じにくく、短い足はダマシやノイズに翻弄されやすい(1分・1秒足になるほどギャンブル化する)。

フォールス・ブレイクアウト

レジサポラインで、高値更新・安値更新と見せかけてすぐ戻ってくるダマシ(酒田五法でいう「鬼より怖い一文新値」)。ブレイクした瞬間ではなく、少し様子を見て方向感を確認してからエントリーする。

出来高を伴うか

出来高を伴わない下落は一時的な調整の可能性がある。ダマシを避けるため「価格×出来高の増減」をセットで眺める。


5. 組み合わせるべき指標

出典:テクニカル講座 / マネースクール文字起こし2

組み合わせ 使い方
移動平均線 グランビルの法則や、移動平均線とローソク足のゴールデンクロス・デッドクロスを見る。ローソク足が各移動平均線(5・10・20・25・50日線など)の上か下かでトレンド・強弱を判断
ライン・水平線 トレンドラインやスイングハイ・スイングローの水平線を引き、そこが「争点」となるかを見る。重要なサポートラインで「下ひげピンバー」「包み足」が出れば反転の根拠を高める
出来高 大口が動いた痕跡を読む。重要なレジスタンス付近で出来高が急増し長い上ヒゲをつければ強い売り圧力と判断
MTF(マルチタイムフレーム)分析 週足で大きな方向と位置、日足で相場環境とシナリオ、下位足(4時間足など)でエントリータイミングを整える

6. 取引手法の一例

出典:slides_2026-06-26T15-16-51.pdf / マネースクール文字起こし2

① MTF分析を用いた順張りエントリー

数日〜数週間の取引では「週足・日足・4時間足」の3つを見る。

  1. 週足 で大きなトレンドが上かを確認
  2. 日足 で重要な移動平均線やサポートライン付近まで調整している(押し目である)ことを確認
  3. 4時間足 で「下げ止まりが見えてきた」「安値を切り上げ始めた」などの反応が見えたタイミングで押し目を狙ってエントリー

② 打診買いと本玉の投入

サポートライン付近などで「下ひげピンバー」や「包み足」が出始めたら、反転を予測して総資金の 1/3(例:20万円のうち5万円分)で「打診買い(試し買い)」をする。そのまま反発すれば良し、落ちても打診買いの損切りライン(建値やトレーリングストップ)を設定しておく。再度反発を確認してから「本玉」を投入する。

③ N波動を利用したエントリーと損切り

  • 入口:①N波を形成し始めたら打診買い(投入金額の25%などの金額で買う)。②前回高値に到達したら本玉導入(残りの75%の金額で買う)。
  • 出口(損切り):N波を形成する条件(前回安値=前回のI波動の始値を割らないこと)を満たさなくなったら問答無用で損切りが鉄則。①が反発ラインを割ったら損切り、②が前回高値を割ったら損切り。

出典一覧

# 資料名 種別
1 slides_2026-06-26T14-18-38.pdf(ローソク足・9つの基本形・寄引同時線) NotebookLM ソース
2 slides_2026-06-26T15-16-51.pdf(歴史の教科書・MTF分析) NotebookLM ソース
3 slides_2026-06-26T14-11-16.pdf / 14-14-34.pdf(なぜ長い足から見るのか) NotebookLM ソース
4 テクニカル講座 NotebookLM ソース(Drive)
5 マネースクール文字起こし NotebookLM ソース
6 マネースクール文字起こし2 NotebookLM ソース

精度に関する注記

  • 本レッスンは上記ソースの原文に基づく。「毛抜き天井底」「パーフェクトオーダー」などソースに無い用語は補完せず「記載なし」とした。
  • 2026-07-08:差し替え後のソースで再検証。「純資金→総資金」(打診買い)を訂正、上十字の別名「ドンボ」とN波動の損切り条件(前回のI波動の始値)を精緻化した。打診買いの比率は資料により「総資金1/3」と「投入金額25%/75%」が混在するため両論併記のまま。
  • 実トレード前に、各足の意味・判断基準は必ず自分の原資料でも再確認すること。