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水平線 / スイングハイ・スイングロー(Lv.2)

このレッスンの位置づけ

難易度 レベル2。高値・安値のゾーンに水平線を引き、注文が溜まる「重要な価格帯」を捉える手法。裁量を排し定量ルールで高値・安値を決めるのがポイント。
※本文中の定義・数値・シグナルは資料の原文どおり。一般知識での補完はしていない。

前提知識

  • ダウ理論(Lv.1) — 高値・安値の決め方が曖昧だとトレンド解釈がブレる。定量ルール化で環境認識・MTF分析の精度が上がる
  • 押し安値・戻り高値 — トレンドの命運を握る起点。防衛ライン(損切り目安)に使う
  • トレンドライン — スイングハイ/ローを結ぶとダマシに合いにくい

1. 定義・引き方・読み方

出典:水平線.pdf / テクニカル講座

スイングハイ・スイングローの定量ルール

  • スイングハイ:ある高値の左右にそれぞれ、その高値より低いローソク足が n 本存在して初めて「高値」と認識する。
  • スイングロー:ある安値の左右にそれぞれ、その安値より高いローソク足が n 本存在して初めて「安値」と認識する。

本数 n は資料間で記載が異なる(要確認)

資料 記載
水平線.pdf(図解) n=5
水平線.pdf(インジケーター設定) n=4(左4本・右4本と比較)
テクニカル講座 「6本が代表的だが、実際は 4本 or 5本がベスト
本数を増やすほど長い期間のトレンドを、減らすほど短い期間を捉える。どの本数を採用するかは自分で決める必要あり。

※「6本」が代表的なのは米国のラリー・ウィリアムズが6本と定義しているため。ただし実践では6本だと間隔が広すぎるケースがあり、4〜5本が良いとされる。時間軸は日足以外(時間足・週足・月足)でも同じルールで使える。

引き方・読み方

  • 「市場が注目する重要な価格帯」に絞って引く。スイングハイ・ローには大きな注文が溜まっている(=多くの投資家が相場を形成した歴史の証明)。
  • 線ではなく「厚みのあるゾーン」として捉える。上位足(月足・週足)ほどヒゲが長く、小さく見えても大きな価格差になりやすい。大口投資家は特に月足・週足の上位足に注目して取引するため、上位足ほどゾーンで捉えるべき。
  • 無理にトレンドを見出そうとするとダマシに遭い、無意味な損切りを繰り返す。本当に重要なゾーンにだけ引く。

2. 前提知識(依存関係)

出典:水平線.pdf

  • ダウ理論・エリオット波動での高値・安値の決め方 — 曖昧だとトレンド解釈が変わる。スイングハイ/ローで定量化することで相場環境認識・MTF分析の精度が一気に向上。
  • 押し安値・戻り高値 — 「どこを起点に価格が転換したか」を示す特別な山・谷。押し安値=直近高値を上抜いた起点の安値で、ここを完全に下回ると「上昇トレンド終了」と判断する防衛ライン(損切り目安)。戻り高値はその逆(下落相場で反発が失速し再下落した起点)。
    • 「押し安値」と「押し目」の違い:押し目は絶好の買い場となる局面(エリア)、押し安値はトレンドの基準となる点(価格)。価格が「上昇→一時的に下落(押し目)→再び上昇して高値を更新」と動いたとき、その押し目の最安値だったピンポイントの価格が、後に「押し安値」へ昇格する。

3. ダマシの注意点・エントリー見送り条件

出典:水平線.pdf

フォールス・ブレイクアウト(ダマシ)

スイングハイを上抜けたと思い飛び乗った直後、すぐラインの下に戻る現象(スイングロー下抜けも同様)。酒田五法でいう「鬼より怖い一文新値」。達成感や行き過ぎ警戒からロング勢の利確・ショート勢の新規参入でトレンド転換が起きる。

  • 裏切り者の存在:過去の高値はロング勢、安値はショート勢のターゲットになりやすいが、達成すると達成感・行き過ぎ警戒から一部が利確を始める(=裏切り者)。これがダマシを生み、やがて反対勢力の新規参入でトレンド転換が起こる。
  • 対策(見送り条件):ブレイクした瞬間に飛び乗らず、少し様子を見て方向感を確認してからエントリー・イグジット(「頭とお尻はくれてやれ」)。水平線に差し掛かった時の安易な売買は避け、完全にブレイクアウトするまで様子見も検討。
  • 撤退ルール:「日足の実体」で明確にライン内へ戻されたら即損切り。「また戻るかも」の期待は命取り。

4. 組み合わせるべき指標

出典:水平線.pdf / テクニカル講座 / マネースクール文字起こし2

組み合わせ 使い方
MACD・RSI オシレーター的に買い/売りどちらに優勢があるかを確認
出来高プロファイル(VRVP) どの価格帯に注文(買い支え等)が溜まっているか。水平線を引く時に活用
フィボナッチ スイングハイ/ローを結んだ半値の争点と、フィボの38.2%・61.8%が重なることが多い

5. 取引手法の一例

出典:水平線.pdf / マネースクール文字起こし2

① 「他人の損切り」を利用した順張りブレイク

スイングハイ(ショート勢の損切り)・スイングロー(高値掴みの損切り)を超えるとき=「他人の損切りが発動したとき」。これに便乗して順張りで狙うと再現性が高い。

② レジサポ転換(ロールリバーサル)を使った押し目・戻り目

抵抗線がブレイク後に支持線へ役割を変える現象。サポートがブレイクされると、そこで買ったトレーダーが含み損を抱え「早く助かりたい」心理で価格が戻ると決済(売り)を始め、売り圧力が連鎖してレジスタンスに転換。抜けた後の押し目・戻り目こそ最も勝率の高いエントリー

③ レンジ相場での逆張り(オシレーター併用)

スイングハイ/ローで囲んだボックスのど真ん中(半値線)を基準に、上限到達+RSI等で「売り」なら売り、下限到達+「買い」なら買い。


出典一覧

# 資料名 種別
1 水平線.pdf NotebookLM ソース
2 テクニカル講座 NotebookLM ソース
3 マネースクール文字起こし2 NotebookLM ソース

精度に関する注記

  • 本レッスンは上記ソースの原文に基づく。
  • スイングの本数 n は資料間で 4/5/6 と記載が分かれる(上記警告参照)。実運用の値は自分で確定させること。
  • 2026-07-08:差し替え後のソースで再検証。矛盾なし。「6本=ラリー・ウィリアムズ由来」「押し安値(点)と押し目(局面)の違い・昇格」「頭とお尻はくれてやれ」「大口は上位足に注目」を追記した。
  • 実トレード前に、判定ルールは必ず自分の原資料でも再確認すること。