コンテンツにスキップ

チャートパターン(Lv.6)

このレッスンの位置づけ

難易度 レベル6。チャートパターンは大衆の心理状態を形にしたもの。丸暗記ではなく、MTF(複数時間軸)の中で「なぜその形になるか」を読むのが要点。
※本文中のパターン定義は資料の原文どおり。一般知識での補完はしていない。資料に無いものは「記載なし」と明記した。

前提知識(先に理解しておくべき指標)

  • 水平線(Lv.2) — ネックライン・上値抵抗線・下値支持線が土台
  • ダウ理論(Lv.1) — トレンドの反転・継続の考え方
  • MTF(マルチタイムフレーム)分析 — パターンは時間軸によって意味が変わる(3章・5章)

0. 特徴(ひとことで)

チャートパターンは 大衆の心理状態を深く表す。大衆の気持ちを考えれば、事前にどうなるかを予測・準備できる。ただし 必ずしもパターン通りに動くとは限らない。大切なのは「争点になるには理由がある」と分かっておくこと。

チャートパターンは大きく2種類:転換型(トレンド反転)保ち合い型(トレンド継続)


1. 転換型(トレンド反転)

出典:slides_2026-06-26T13-14-53.pdf / slides_2026-06-26T13-57-15.pdf / slides_2026-06-26T14-19-46.pdf

パターン 特徴
三尊天井(ヘッド&ショルダー・トップ) 上昇の終わり。中央に一番高い高値(頭)、両サイドにそれより低い高値(肩)
逆三尊(ヘッド&ショルダー・ボトム) 下降の終わり。中央に一番安い安値(頭)、両サイドにそれより高い安値(肩)
ダブルトップ 上昇の終わり。2つの高値がほぼ同じ価格
ダブルボトム 下降の終わり。2つの安値がほぼ同じ価格
トリプルトップ 上昇の終わり。3つの高値がほぼ同じ価格
トリプルボトム 下降の終わり。3つの安値がほぼ同じ価格
ソーサートップ 上昇の終わり。高値圏で受け皿状の揉み合い
ソーサーボトム 下降の終わり。安値圏で受け皿状の揉み合い

ネックライン

各転換型で、ネックライン付近では価格が反発する傾向にある。ネックラインを割れる/越えるまでは、トレンド転換(パターンの完成)とは言えない


2. 保ち合い型(トレンド継続)

出典:slides_2026-06-26T13-14-53.pdf / slides_2026-06-26T13-57-15.pdf / slides_2026-06-26T14-19-46.pdf / テクニカル講座

パターン 特徴
上昇/下降 三角保ち合い 上昇=上値抵抗線がほぼ水平で安値が切り上がる/下降=下値支持線がほぼ水平で高値が切り下がる
上昇/下降 ボックス(長方形)型 上値抵抗線と下値支持線の間を行ったり来たり
上昇/下降 ペナント型 上値抵抗線が右下がり・下値支持線が右上がりで値幅が収縮=エネルギー蓄積。トレンド継続時の値幅計算にも利用できる(出典:テクニカル講座)
上昇/下降 フラッグ型 直前の急騰/急落が「ポール」で旗のような形。抵抗線・支持線が斜め平行。短期で見れば転換だが長期で見ると継続(出典:テクニカル講座)
上昇/下降 ウェッジ型 先端がとがる形。転換型と保ち合い型の両方を兼ねる。上抜け/下抜けの方向で継続か転換かを判断

フェイラー・トレンドラインとの合わせ技(出典:テクニカル講座)

  • フェイラーで怪しむ(届かない=勢いが弱い)
  • トレンドラインを越えたら怪しむ
  • ネックラインを越えたらブレイクしたと見る

3. ダマシの注意点・エントリーを見送るべき条件

出典:slides_2026-06-26T13-14-53.pdf / slides_2026-06-26T13-57-15.pdf

丸暗記に意味はない(MTFの影響)

チャートには複数の時間軸(MTF)が存在し、それぞれ異なる流れを作る。ひとつの時間軸の一部だけを切り取ってパターンを探すと見誤る
例:5分足で「下降トレンドに転換」と予測しても、日足が上昇トレンドなら、一度下げてもやがて上昇に飲み込まれて予測が外れる。

パターンを信じ込まない

ルールをそのまま丸暗記するのではなく、パターンをベースに「自分でどんな予測ができるか」が肝心。


4. 組み合わせ(MTF分析の4ステップ)

出典:slides_2026-06-26T13-14-53.pdf / slides_2026-06-26T13-57-15.pdf

  1. STEP1:長期足(月足・週足)で全体の大きな流れを把握
  2. STEP2:中短期足(日足)の中からチャートパターンを見つける
  3. STEP3:セオリー通りのタイミングでエントリー・決済
  4. STEP4:予測が外れたら「なぜ外れたのか」を考察する(繰り返すことで勝ちやすい・負けやすいパターンのノウハウが蓄積される)

5. 取引手法の一例(実例=心理的判断)

出典:slides_2026-06-26T13-14-53.pdf

  • 基本:パターンの完成(ネックラインや抵抗線のブレイク)をもって、買い/売りシグナルと判断する。
  • ダブルトップの実例:上がろうとして戻され、再度上がるも高値を更新せず戻された(2回目)→ そのまま下落。逆に下値で支えられ反発した場合は「3度目の高値更新に期待(少なくとも前回高値までは上がる可能性)」。
  • トリプルトップの実例:ダブルトップ後、3度目の正直で高値更新を再チャレンジしたが2回目の高値を超えられない → 「仏の顔も3度まで」で下落トレンドへ向かう可能性。
  • 三角保ち合いの実例:急落で適正株価が分からず迷い、一箇所に収束。収束後は上下いずれかへ動くが、その「きっかけ」は決算などのニュース。

値幅の測り方について

ペナント型では図解に「上昇/下落の目安(ポールの長さ分)」の矢印はあるが、具体的な計算式・測り方の手順は資料に記載なし(推測補完しない)。


出典一覧

# 資料名 種別
1 slides_2026-06-26T13-14-53.pdf(転換型・MTF4ステップ・実例) NotebookLM ソース
2 slides_2026-06-26T13-57-15.pdf(保ち合い型・ダマシ) NotebookLM ソース
3 slides_2026-06-26T14-19-46.pdf(各パターン図解) NotebookLM ソース
4 テクニカル講座(フェイラー/ネックライン/ペナント値幅/フラッグの補足) NotebookLM ソース(Drive)

精度に関する注記

  • 本レッスンは上記ソースの原文に基づく。各パターンの定義は原文どおりに転記した。
  • 「フェイラーで怪しむ/ネックライン越えでブレイク」「ペナントの値幅計算」「フラッグの短期転換・長期継続」はスライドには無く テクニカル講座 に記載の内容として区別して掲載した。
  • 値幅の具体的な計算式は資料に記載がないため未記載(推測補完しない)。
  • 実トレード前に、パターン・判断基準は必ず自分の原資料でも再確認すること。