ダウ理論(Lv.1)¶
このレッスンの位置づけ
難易度 レベル1。ダウ理論は「テクニカル分析の父」と呼ばれるすべての土台。これ自体が他の指標の前提になるため、最初に学ぶ。
※本文中の定義・数値・シグナルは資料の原文どおり。一般知識での補完はしていない。
前提知識
ダウ理論を使うための前提となる他指標は 資料に記載なし(ダウ理論自体が最上流の土台のため)。むしろダウ理論を土台に、フィボナッチ数列を組み合わせてエリオット波動(Lv.10で解説予定)へ発展していく、という関係。
1. 定義・基本的な考え方¶
出典:テクニカル講座 / マネースクール文字起こし2 / エリオット波動.pdf
ダウ理論は米国の証券アナリスト、チャールズ・ダウが提唱したチャート分析理論で、6つの法則から成る。「この理論があるからテクニカル分析をやる意味がある」と位置づけられる土台。
ダウ理論の6法則¶
- 価格はすべての事象を織り込む — 経済指標・金融政策・戦争・災害など、あらゆる事象は値動きに反映される。
- トレンドは3種類ある
- 長期トレンド:1年〜数年間継続
- 中期トレンド:3週間〜3ヶ月間継続
- 短期トレンド:3週間未満
- トレンドは3段階ある(上昇の3段上げ/下降の3段下げ)
- 第一段階「先行期」:一部の先行投資家(早耳筋)が底値で買う/天井で売る、緩やかな時期
- 第二段階「追随期」:トレンドフォロワーが参入し、最も伸びる時期
- 第三段階「利食期」:一般大衆が買いに走り、先行投資家が利確する時期
- 平均は相互に確認される — 精度を上げるため、複数銘柄(為替・債券・コモディティ等)で同じトレンドを確認する。
- トレンドは出来高でも確認できる — 上昇トレンドなら出来高は価格上昇に伴い増加、調整局面で減少。出来高を伴わない上昇は本物ではない。
- トレンドは明確な転換サインが出るまで続く
- 上昇トレンド=「安値を更新せず、高値を更新していく状態」/下降トレンド=「高値を更新せず、安値を切り下げる状態」
- 明確な転換サインの定義(原文)=「上昇トレンドで高値を更新せず“安値”を更新した場合/下降トレンドで安値を更新せず“高値”を更新した場合」。あくまで高値・安値の更新有無で判断する。
- ※三尊天井・逆三尊などの形は一般に転換の目安とされるが、ダウ理論スライドの定義には含まれない(一般知識のため区別)。
相場の基本リズム
相場の基本の動きは「3段上げて3段下げる」。多くの銘柄の短期・中期・長期でこの法則が当てはまる(=相場には上下のリズムがある)。
2. 前提知識¶
上記のとおり 資料に記載なし(ダウ理論が最上流の土台のため)。
3. ダマシの注意点・判断を誤りやすい点¶
出典:テクニカル講座 / マネースクール文字起こし2
教科書どおりに待つと誤る点
- 「2段下げ」による急落に警戒 — 理論上の基本は「3段下げ」だが、最近の米国株(特にテック系)は3段分の下げを2段で下げるほど急落することが多い。教科書どおり3段下げを待つと判断を誤る。(例:IONQも大幅に下げたが3段目の下げで大反発)
- 下落の「1波」は大きくなりやすい — 下落時は高値掴みした「にわかファン」が恐怖で一気に損切りするため、1波目の下落幅が最も大きくなりやすい。
4. 組み合わせるべき指標¶
出典:テクニカル講座 / マネースクール文字起こし2
| 組み合わせ | 使い方 |
|---|---|
| フィボナッチ数列 | ダウ理論に組み合わせるとエリオット波動(Lv.10で解説予定)になり、値動きのシナリオを描いて備えられる |
| 出来高 | 法則5のとおり、トレンドの裏付け(納得感)を確認する補助材料 |
| トレンドライン(サポート/レジスタンス) | 法則6の「明確な転換サイン」を視覚化。下値支持線を割らないか=トレンド終了サインが出ないかを確認 |
5. 取引手法の一例¶
出典:テクニカル講座 / マネースクール文字起こし2 / エリオット波動.pdf
上昇2波(追随期)を取りに行く(順張り)¶
- エントリー判断:上昇トレンドが明確になった段階(先行期が終わり、押し目をつけて反転上昇する追随期の初動など)で、プット売り・コール買い・現物買いなど「上昇に賭ける取引(順張り)」を仕掛ける。
- なぜ2波が美味しいか(大衆心理):下降3波の底でプット買いや空売りをした下落目線の投資家が、反転上昇で含み損を抱えて慌てて反対売買(損切り・買い戻し)を行う。これで「上昇に賭ける人」が一気に増え、踏み上げが起きて上昇の勢いが極めて強くなるため(エリオット波動では第3波にあたる)。
出典一覧¶
| # | 資料名 | 種別 |
|---|---|---|
| 1 | テクニカル講座 | NotebookLM ソース |
| 2 | マネースクール文字起こし2 | NotebookLM ソース |
| 3 | エリオット波動.pdf | NotebookLM ソース |
精度に関する注記
- 本レッスンは上記ソースの原文に基づく。前提知識は資料に記載がないため「記載なし」とした。
- 2026-07-08:差し替え後のソースで再検証。短期トレンドを「3週間未満」に訂正、先行期の表現を原文(早耳筋)に修正、転換サインの定義を原文どおり(高値・安値の更新有無)に精緻化し三尊天井は一般知識として区別した。
- 実トレード前に、各法則・判断基準は必ず自分の原資料でも再確認すること。